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事故を起こした日から速いもので半年が経った。 とくになんの区切りもつけるわけではないが、 (いろんな思いをしてきたな) と浮かべてみる。 事故を起こした日の絶望感 手術実施までの1週間の寝たきりベッド生活の不安感 手術直後の失神寸前の痛み 退院までの1か月間(ほぼ車椅子生活) 不自由 初めて両足で立てた時の嬉しさ 退院後の一人生活復帰(松葉杖生活) 社場の空気 2度目の手術(足が軽くなる) 鎖が一つ解かれる 目標:正座 に向けて毎日のリハビリ生活 ”大事故で両足の骨折のみで済んだことが奇跡” というポジティブな言葉を皆にもらい、なんとか明るくやってこれた。 そこにバイク屋さんから電話が 「曲がったフロントの部分、うちの機械で20トンまで圧かけて修正しようとしたけど ピクリともしないよ。。ほんとどんな勢いで車と衝突したのか、想像できない。 これ以上圧かけて、跳ねたりしたら自分が死にそうだから諦めるよ。」 と。 車10台分の重力をかけても修正できないようなチューブをグニャグニャに曲げる くらいの衝撃で突っ込んだ。 上半身・頭がぶつかっていれば、間違いなく即死だったに違いない。 着地したところからバイクの状況を見たら、とても遠かった。 一瞬でここまで飛んだのか。 なぜか両ひじが擦り剝けている。まったくひじなんか擦った記憶ない。 本当に一瞬の出来事で、当たる場所を選んでいる余裕なんてなかった。 きっと人形のように吹っ飛ばされたんだと思う。 今こうしてソファーであぐらをかいてタイピングできていることが 奇跡にすら感じる。 明日から、最後の入院。手術。 今までは自分の体の中に固定するための言わば”不純物”が入っていて それがないと正常な生活に支障をきたす可能性が大きかった。 それが2/10に取り除かれ、 初めて自分100%の状態に戻り回復へと向かう。 その時その時を輪切りにしてみると、 いろんな感情を持つ瞬間があった。とくに悔しさ。 それは、知らない間に消えていった。 今を切り取ると、 「タクシーに頼らずに、半年前のように自転車で行きたいところへ ゼーゼー言いながら走っていきたい」 これが率直な願望。 だが手術後当時は 「一人でトイレ・風呂にいけるようになりたい。」 「二足で立って、窓から外の景色を眺めたい。」 贅沢できるようになったもんだ。 今では右足のももは左のそれと比べものにならないほど 細くなって筋肉がなくなってしまったけど、少しずつ時間をかけて 何事もなかったかのように回復している今年の夏を想像して、 また毎日リハビリに励んでいこうと思う。
by grateful-lives
| 2010-02-07 23:31
| 余談
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